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電波時計
電波時計
標準電波の送信局から送信される原子時計による日付・時刻情報のデジタル信号を受信
し、自動的に時刻を合わせる時計が電波時計であり、電波が正常に受信できる環境に限
り、秒単位で正確な時刻を知ることができる。


電波時計の時刻情報経路
電波時計に内蔵されているアンテナが標準電波を受信し、時刻情報へ変換します。その
時刻情報がモーターに伝達して、時刻が修正されます。
送信所から発信される標準電波
を、時計に内蔵してあるアンテナで受信します。
受信 IC で受信信号の増幅を行い、ア
ナログからデジタルデータへと受信信号を変換します。
デジタルデータとなった時刻コ
ードを CPU へ送信します。
CPU で時刻コードから時刻情報を解析します。
電波時計受信範囲
電波受信の条件が良いときは、約1000q離れた所でも受信することができます。但し約
500qを超えると電波が弱くなるので、受信しにくくなることがあります。
また、受信範囲内であっても、季節や天候・使用場所時間帯あるいは地形や建物の影響
などによって、受信ができないことがあります。
※電波受信がおこなわれない場合は、通常のクオーツ精度で時刻を作動します。

電波時計の世界受信範囲
日本(JJY40/JJY60)・ドイツ(DFC77)・アメリカ(WWVB)の世界3エリア4つの
標準電波に対応するモデルもあります。
セシウム原子時計により刻まれた標準電波を、日本・ヨーロッパ・アメリカといった主
要エリアで受信し、時刻を自動修正する事ができます。
日本標準電波
電波時計が受信する「標準電波」とは、情報通信研究機構 (独立行政法人) が管理する日
本の標準時の電波のことです。




日本標準電波
日本標準時は 10 万年に 1 秒しか誤差がでない高精度のセシウム原子時計によって作ら
れ、福島局 (周波数 40 kHz) と九州局 (周波数 60 kHz) の送信所から発信されています。
両局から発信された電波は日本全国をカバーしています。



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